介護事業立ち上げガイド

配食サービス

配食サービスは、単なる食事の配膳ではありません。
食事の配達を通じて、利用者の安否確認をしたり、
言葉を交わすことで心のケアをおこないます。

 

自治体からの委託や他のサービスとの複合化で、
人材や設備の有効利用を図ることが大切です。

 

配食サービスは、自宅にいる高齢者に対して、
調理した食事を配達します。
事業者は週に数回一定の数を配食する代わりに、
市町村からの補助金を受けることができる場合もあります。

 

市町村が補助することによって、利用単価を抑えることができます。
高齢者のための食事ですから、高齢者が食べやすいように配慮することが大切ですし、
栄養状態にも配慮し、なるべく温かいものを提供し、食事の形態にも気を配ることが必要です。
ご飯を「普通」、「やわらかめ」、「お粥」に分けることや、
「魚はだめ」、「鶏肉は除く」などの細かい注文に応じる事も必要です。

 

配食サービスの提供事業者の多くは、1日2食ずつ365日高齢者に食事を宅配しています。
配食サービスは、単に食事を宅配するだけでなく、
食事の配達を通じて利用者の安否確認をしたり、言葉を交わすなど
心のケアも行う事が必要です。

 

そして、食事や弁当の配達には、既にセブンイレブンなど、大手の流通業が参入しています。
セブンイレブンは、店頭と宅配の両方で、セブン・ミールサービスを設立していますね。

 

配食サービスの事業化のポイントは、自治体からの補助が受けられるか、
他のサービスと複合化することによって
厨房や人材の有効活用ができるかどうかという点にあります。
もちろん、食事の内容が、ほかと差別化されているかも大きなポイントになるでしょう。

 

また、弁当や食事を作るだけでなく、
自宅に配達する体制を確保するための人・車などの確保も必要です。
そして、ただ単に食事や弁当を運ぶだけでなく
「安心」も届けたいですから、玄関まで出てくることができない人への配慮や、
配達時間が選択できるなどの配慮もほしいものです。
つまり、宅配の食事の受け取りのためだけに、
ヘルパーが必要になるなどもでてきています。

 

さらに、配達する食事や弁当の食器にも工夫が必要です。
保温に優れた容器の中には、高齢者が蓋を開けにくいものもありますし、
発砲スチロールタイプなどの食器のまま届ける容器は、
かさばるという運搬面に問題があります。