介護事業立ち上げガイド

短期入所療養介護

短期入所療養介護は、
医療的なケアを行うので、民間企業がすぐにできるものではありません。

 

短期入所療養介護とは、老人保健施設や介護療養型医療施設、
療養型病床群を持つ病院や診療所が、その施設に短期間、
要介護高齢者を入所させて、その施設でリハビリや医療的なケアを行うものです。

 

<短期入所療養介護の人員基準>

 

短期入所療養介護の人員基準に関しては、医師や薬剤師は医療法人に基づいた基準が必要です。
老人性認知症疾患療養病棟では、入院患者6人またはその端数ごとに
1人の介護および看護職員が必要です。
また、栄養士や薬剤師も必要です。

短期入所療養介護の設備基準

短期入所療養介護の設備基準は、介護療養型施設が持っている施設基準が基本的な基準になっています。

 

施設はもともと介護療養型医療施設や介護老人保健施設が
それぞれの法律に基づいて施設として許可される基準を持っています。
ですから、基本的にはその基準が適用されます。

 

老人性認知症疾患療養病棟を擁する短期入所施設の場合は、
生活機能回復訓練やデイサービス、面会室、食堂、浴室が必要です。
そして、基本的には、その医療機関が指定を受けて利用することになります。

 

2009年から、昼間のみのショートステイが1日単位から3〜4時間未満(650単位)、
4〜6時間未満(900単位)、6〜8時間未満(1250単位)というように、
報酬に加算がつきました。

 

また、個別リハビリ実施加算1日につき、240単位(20分以上理学療法士等が施行した場合)、
緊急時入所ネットワーク50単位(連携が30以上の施設とした場合)等もついています。

 

短期入所療養介護の設備基準(老人性認知症疾患療養病棟)

 

・1病室当たり定員

 

4人以下

 

・病室の床面積

 

入院患者1人につき6平方メートル以上

 

・廊下幅

 

1.8以上(両側に居室がある場合2.1m以上)

 

・生活機能回復訓練質

 

60平方メートル以上で、専用の器械・器具を備える。

 

・デイルームおよび面会室

 

入院患者1人につき2平方メートル以上

 

・食堂の面積

 

当該病棟の入院患者1人につき1平方メートル以上(デイルームとの兼用が可能)

 

・浴室

 

入院の介助を考慮してできるだけ広いもの

 

介護老人保健施設

 

介護保険法に規定する介護老人保健施設として必要な施設および設備

 

介護療養型医療施設(老人性認知症疾患療養病棟を除く)

 

介護保険法に規定する指定介護療養型医療施設として必要な設備

 

医療法上の療養型病床群を有する病院や診療所

 

医療法に規定する療養型病床群を有する病院、または診療所として必要な設備

短期入所療養介護の事業化のポイント

短期間施設で医療サービスを利用する場合、その期間、
要介護者の家族は旅行に行ったり、休んだりすることができます。
ですから、家族に負担をかけずに気軽に利用できることが重要です。

 

利用者は、これから長い期間くり返し利用することになりますから、
個別の生活に対応したサービスを提供することが必要です。

 

そのために、ケアプランに基づいてショートステイにおける
個別のケア計画を立てます。

 

また、その他のサービスとして送迎を行う場合には加算が請求できます。