介護事業立ち上げガイド

介護報酬単位は全国統一

介護報酬は、厚生労働省が価格を設定し、
単位で示される報酬単価は、各サービスごとに全国統一されています。

 

地域ごとに1単位当たりの換算金額は異なりますが、
国が単価の上限を決め、市町村が単価を上乗せできる小規模多機能型居宅介護と、
夜間訪問介護など市町村の裁量権が導入される傾向があります。

訪問介護

提供するサービスは、入浴、排泄、食事等の身体介護の場合は「身体介護」、
洗濯や調理、買い物など、要介護の高齢者の体にさわることなく生活の家事を援助する場合は、
「生活援助」になります。

 

報酬の上限は、身体介助と生活援助の両方のサービスを提供した場合は、
身体介護時間を合算した時間で報酬を算出し、残りの生活援助分の時間は
20〜45分、45〜70分、70分以上の3区分と決まっています。

 

また、介護タクシー介助「通院などのために乗車、乗降の介助」がありますが、
この場合の単価は1回100単位で、タクシー料金は別で自費になります。

 

2012年から一定条件では20分未満のサービスが提供され、
この場合は以下のサービスに2時間空ける条件はありません。

 

・20分から45分未満の時間のサービスを提供する場合、生活援助の場合は190単位、
身体介護の場合は30分から60分未満で402単位、
生活援助と身体介護の両方を提供する場合には身体60分未満+生活45分未満(または45分以上)となり、
単価は402+190(または235)になります。

 

身体介護90分を超えた時間は、サービス内容に関係なく83単位です。
ですが、生活援助は45分以上は何時間行っても235単位で、
長時間の身体介護は平均単価が下がる方式になっています。

 

一日に数回の訪問介護が入る場合は、2時間を空けないと新たな単価請求はできません。

 

つまり、単時間頻回サービスを提供するほど高額になります。

訪問看護

訪問看護の場合も、単価は20分未満、30分未満、1時間未満、1時間半未満というように
単価が異なっています。

 

また、独立したステーションの場合には、事務所費用などが別にかかるので、
管理運営にかかる費用を加算するという趣旨で、
サービスを提供する主体が訪問看護ステーションという独立事務所を持った看護師から提供を受けるのか、
病院や診療所などの医療機関から訪問看護を受けるのかによって、異なった単価がきめられています。

 

つまり、訪問看護ステーションという独立事務所を持った看護師から提供を受ける場合のほうが、
同じ訪問看護を同じ時間受けたとしても、単価が高いというしくみです。

 

例えば、訪問看護師からサービスを受ける場合、
病院や診療所の看護師から一時間未満のサービスを受けると550単位ですが、
独立した訪問看護ステーションから同じ1時間未満、看護師のサービスを受けると830単位で、
ステーションン方が単価が高くなります。

 

ですが、訪問介護の場合は、
提供するサービスの中身が身体介護や家事援助かによって単価が異なりますが、
訪問看護の場合には、それが注射をするのか、怪我や褥瘡の手当をするのか、
或いは血圧を測定するのかという行為によって単価は変わりません。
訪問看護の場合は、時間の長さで単価が変わるだけです。

 

ですが、訪問看護ステーションから理学療法士のリハビリテーションスタッフが、
リハビリを提供する場合は別の単位になります。

 

このようにサービスの中身ごとに介護報酬単価の設定は異なります。
また、訪問看護、訪問介護に共通し、受ける時間帯(日中、真夜中)によっても単価の金額は異なります。

 

朝8時から夕方5時までのサービスは、通常の一般単価が適用されます。
ですが、朝6・7時台の場合は25%アップ、18〜21時台の場合も25%アップ、
22時から朝の5時台までは受けたサービスに関しては50%アップというように、
受ける時間帯によってサービスの単価に割増加算があります。

 

<基本区分(ステーション・病院・診療所)>

 

1単位単価: 1級地(11.26円)、2級地(11.05円)、3級地(10.84円)、
      4級地(10.70円)、5級地(10.42円)、6級地(10.21円)、その他(10.00円)

ステーション

 

20分未満 316
30分未満 472
30〜60分未満 830
60分以上90分未満 1138
緊急時訪問看護加算 540/月
長時間訪問看護加算 300/回

 

病院・診療所

 

20分未満 255
30分未満 381
30〜60分未満 550 
60分以上90分未満 811
緊急時訪問看護加算 290/月
長時間訪問看護加算 300/回

 

夜間・早朝加算

 

〜90分未満・緊急時訪問看護加算 25%加算 18〜22時、6〜8時の間
長時間訪問看護加算 特別管理加算対象に90分以上

 

深夜加算

 

〜90分未満・緊急時訪問看護加算 50%加算 22時以降6時までの間
長時間訪問看護加算 特別管理加算対象に90分以上