介護事業立ち上げガイド

利用者に喜ばれるサービス

介護保険には、利用者である要介護者が自らサービスの種類や
サービス事業所を選ぶことが出来るという特徴があります。
ですから、地域のサービス提供事業所は競争し、利用者の確保に努めています。
特に既存のサービス提供事業者である社会福祉協議会、社会福祉法人と、
新規の営利・非営利事業者等の競争は激化している状態です。

 

介護保険のスタート時点では、サービスをコーディネートする
ケアマネジャーを確保することによる自社シャービスの売り込みを行っていましたが、
その後、高齢者等への囲い込み批判が起こるようになり、
利用者が自分でサービスを選ぶことが強調されるようになっています。

 

どちらにしてもビジネスですから、利用者に選ばれることが第一です。

利用者に選ばれるサービスのポイント

スピード経営

 

介護サービスを利用する人は、自分の状態や家族の状態が予測できないことが多いです。
ですから、サービスの希望を出す時と、利用したい時が一致しています。

 

日々発生し、日々変更される利用者のニーズに素早く対応することが必要です。

 

例えば、固定された時間帯でしかデイサービスを提供できない事業所と、
利用者のニーズに応じた時間帯に対応できる事業所とでは、
利用者は、ニーズに応じた時間帯に対応してくれる事業所を選びます。

 

事業者は、マーケット分析を行い、自らのサービス提供資源の実態を把握し、
ニーズに適格に適合させる情報管理や、利用者に対応する人のマネジメントが必要です。

 

多様なサービスメニュー

 

利用者がサービスを選択するときに、多様なサービスから選ぶことが出来ると、
当然選択の幅が広がります。

 

一つの事業者がサービスを複合化していない場合も、
利用者のニーズに対応できる時間や質、頻度を提供することが大切です。

 

個別対応の工夫

 

介護サービスは、生活のサービスですから、
一人ひとりのニーズは異なります。
その異なるニーズに対応するためには、マッチングが必要です。

 

そして、サービスのニーズは地域性や個別性がとても強いです。
マーケットの独自性をニーズの分析から取り込んでいく事も一つの方法です。

 

人間関係が問われるのも介護サービスの特徴ですから、
スタッフの教育や研修も大きな課題です。