介護事業立ち上げガイド

介護保険の導入による介護ビジネスの変化

(1) 介護サービスが9割保険で利用可に

 

介護サービスが9割保険で利用できるようになりました。
高齢期の人は、常に「寝たきりになったらどうしよう、認知症になったらどうしよう。」
というような不安と共に生活しています。
そうした不安を軽くするためにも、9割保険は画期的なことでした。
ですが、2006年の介護保険法改正からのサービスの利用抑制が進み、
負担自費サービスの利用が増えています。

 

(2) 介護サービスの事業が多様な事業者に解放

 

今までは、介護サービスの事業は、自治体や社会福祉法人などに集約されていました。
ですが、2000年から民間団体やNPO法人、生協や農協など
多様な事業者に解放されました。
これは、正当な競争の中からイノベーションが求められる時代に入ったことを意味しています。
ですが、利益優先主義の弊害も出てきました。

 

(3) 自分の選択と決定で利用するあたりまえのサービスに

 

介護サービスは、与えられるものではなく、
自分の選択と決定で利用するあたりまえのサービスになりました。
介護保険の給付増加に対し、要支援・要介護1は、
「介護予防サービス」に変更され、
2012年からは介護給付から地域で住民が支える方向も出されました。
また、サービスつき高齢者住宅に複数サービスを併設するなど、
保険制度は利用抑制と経営の効率化が求められるようになり、
さらに、市町村の住民だけを対象にした地域密着型の新しいサービスが保険対象に加わり、
月の定額制単価の導入が行われています。